「黄金世代」の台頭が止まりません
『CAT レディース 2019』でプロ初優勝を果たした淺井咲希プロ
黄金世代の優勝は通算9人目、2019年シーズンでは6人目の優勝者となりました
渋野日向子プロのメジャー優勝に刺激を受けてまだまだ活躍する選手が増えそうですが、淺井咲希プロもツアー優勝だけでは満足していないでしょうね
今回は淺井咲希プロの最新クラブセッティングの他、ドライバー飛距離やスイングなどを紹介していきますので参考にどうぞ
淺井咲希のクラブセッティング
「CATレディース」優勝時のクラブセッティング
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【CAT Ladies 2019のクラブセッティング】
- 1W:スリクソン Z785 ドライバー(9.5度)
- 3W:PING G410 フェアウェイウッド(14.5度)
- 5W:PING G410 フェアウェイウッド(17.5度)
- 4UT:スリクソン Z H65 ハイブリッド(22度)
- 5UT:スリクソン Z H65 ハイブリッド(25度)
- 6I~PW:スリクソン Z585 アイアン
- ウェッジ:クリーブランド RTX4フォージド(50度、52度)
- ウェッジ:クリーブランド RTX4(58度)
- パター:テーラーメイド スパイダーX
この後で詳しいスペックなどを紹介していきますが、今回の優勝を支えたギアはドライバーのようで、3日間のドライビングディスタンスは257.5ヤードで全体5位でした
やはりドライバーで飛距離が出るというのはプロにとっても大きな武器になるようです
淺井咲希のクラブセッティング詳細~スペックなど
ドライバー
- ロフト:9.5度
- シャフト:Fujikura Speeder 569 EVOLUTION Ⅵ
- 硬さ:S
ドライバーは飛距離重視で選ぶという淺井咲希プロ。優勝した「CAT Ladies」で使用していたのがこのドライバーで、ヘッド・シャフトともにシーズン途中から投入していますが、特にシャフトがお気に入りのようで
「シーズン中盤になって、体に疲れが溜まって振れなくなっていたんです。ヘッドが走らず飛距離が落ちて…。そこで、ヘッドが走るシャフトを探していたら“エボリューションⅥ”がめちゃくちゃしっくりきたんです」
「振れていたときよりも飛距離が伸びたように感じています。ヘッドが走ると、球が自然につかまるので、強い弾道で飛ばすことができるようになりました」
引用:https://golfdigest-play.jp/info/17299132
とコメントしています
淺井咲希プロが使う「Fujikura Speeder EVOLUTION Ⅵ」は渋野日向子プロのエースシャフトでもあり、女子ツアーでの使用率が高いメーカーのシャフトなので一度試してみたいシャフトですね
フェアウェイウッド
- 使用番手:3W(14.5度)、5W(17.5度)
- シャフト:Fujikura Speeder 569 EVOLUTION Ⅵ
- 硬さ:S
ダンロップの契約プロとしては珍しく、フェアウェイウッドは「PING G410」を使っています
これはドライバーと同じく飛距離重視で選んだ結果のようです
試合の時は3W・5W・7Wの3本の中から2本を選択してクラブセッティングに入れていて、3Wと5Wの組み合わせが多いみたいです
ユーティリティ
- 使用番手:4UT(22度)、5UT(25度)
- シャフト:Fujikura MCH70
- 硬さ:S
ユーティリティは65シリーズのモデルで2年以上愛用しています
構えた時の顔がお気に入りで、ナイスショットのイメージが沸くようです
アイアン
- 使用番手:6I~PW
- シャフト:N.S.PRO 850GH
- 硬さ:S
アイアンにはやさしさを求めていて、「楽に球が上がってグリーンに止まる」クラブを選んでいます
ウェッジ
- 使用番手:50度、52度
- シャフト:N.S.PRO 950GH
- 硬さ:S
- 使用番手:58度
- シャフト::N.S.PRO 950GH
- 硬さ:S
パター
高校時代からパターイップスに悩んでいたこともあり、現在はクロウグリップのスタイルでパッティングしています
ボール
【2019年】ダンロップのゴルフボールのラインナップ、特徴や性能は?
淺井咲希のドライバー飛距離とスイング
ドライバー部門のスタッツ
淺井咲希プロのドライバー部門のスタッツを見てみましょう(※記録は2019年9月1日時点)
2019年 | 2018年 | |
ドライビングディスタンス | 241.59ヤード(28位) | 234.25ヤード |
フェアウェイキープ率 | 65.9048(47位) | 70.4082 |
トータルドライビング | 75(16位) | - |
2018年はレギュラーツアーの出場が5試合だったのであまり参考になりませんが、2019年になってドライバーの飛距離は伸びているようです
更にシーズン途中でドライバーをチェンジしてから飛距離はさらに伸びているみたいで、優勝した「CAT Ladies」での3日間のドライビングディスタンスは257.5ヤードで全体5位の記録でした
因みに今のヘッドスピードは43m/sくらいですが、飛距離を出すために体重を増やすとともに素振りと筋力トレーニングを行い、中学3年の時にはヘッドスピードが46.5m/sくらいあったそうです
淺井咲希のスイング
▼淺井咲希のスイング動画です
淺井咲希プロのスイングは縦にクラブを使うアップライトなスイングが特徴で、フェースローテーションをしっかりと使って振り抜いています
今はフラットでフェースローテーションの少ないスイングが主流となってきていますが、高い弾道が打てたり、ラフからのショットの抜けの良さなどフェースローテーションを使ったスイングにもメリットがあります
淺井咲希のプロフィール
プロフィール
- 【氏名】淺井 咲希(Asai Saki)
- 【所属】小杉CC
- 【出身地】兵庫県尼崎市
- 【生年月日】1998年6月13日
- 【身長】151㎝
- 【体重】54㎏
- 【血液型】A型
- 【出身校】滝川第二高等学校(兵庫県)
- 【プロ入会】2017年7月(89期生)
- 【公式サイト】https://www.facebook.com/saki.asai1016/
幼少期に経験したスナックゴルフをきっかけに6歳からゴルフを始め、中学・高校時代には「兵庫県ジュニアゴルフ選手権競技」を3回制覇とアマチュア時代から活躍していました
そして高校卒業後1回目のプロテストを12位タイで一発合格しています
この年は淺井咲希を含めて11名の黄金世代の選手がプロテストに合格していますが、その中でも小祝さくらとはとても仲が良いみたいですよ
初優勝は『CAT Ladies 2019』
2017年のプロテストで一発合格をした後、2018年はステップ・アップ・ツアーを主戦場に腕を磨き、同年のファイナルQTで2位という成績を残して2019年からLPGAツアーに本格参戦
そして8月の「CAT Ladies」でツアー初優勝を成し遂げました
この優勝はただの優勝だけでなく、初日から3日間首位を守った完全優勝でした
ただ最終ホールの短いパーパットを外した時はどうなるかと思いました
返しのパットはそれよりも長い距離(約2m)・・・
そこをしっかりと決めて勝ち取った価値ある初優勝でした
淺井咲希のクラブセッティングまとめ
今回は淺井咲希プロのクラブセッティング、そしてドライバー飛距離やプロフィールなどを紹介してきました
淺井咲希プロのクラブ契約はダンロップで、クラブセッティングもダンロップのクラブがメインとなっていますが、フェアウェイウッドだけはPINGを使っており、ダンロップの契約プロの中では少し珍しいクラブセッティングとなっています
そしてドライバーの飛距離は240ヤード越えです
飛距離を武器にパットが噛み合えばこれから更に活躍する選手だと思いますね
▼ダンロップ契約プロのクラブセッティング紹介記事