ツアートーナメントに出場するためにはいくつかの方法がありますが、その一つがQTランキングの上位に入ることです
一つの大会には約90名が出場できますが、その内シード権を持つ選手は50名程度なので、残りの40名程度は主催者推薦とQTランキングの上位者が出場することになります
主催者推薦で出場できるのは年間8試合までと決められているので、大会に数多く出場するためにはQTランキングの上位に入ることが重要になってきます
QT制度とは
QT(クォリファイング トーナメント)とはシード権を持たないプロやアマチュアが翌年のシード権をかけて争うトーナメントのことを言います
QTはファーストQTから始まり、セカンド・サード・ファイナルと4つのステージがあり、ファイナルQTの成績がQTランキングとなって翌年のシード権が決まります
選手によってどのステージから出られるかが異なるので、簡単に各ステージの概要をまとめてみました
ファーストQT
競技方法:3日間54ホールのストロークプレー
出場資格:①18歳以上の女子
②LPGA会員や国内ゴルフ場責任者などの推薦を受けた者など
通過者: 出場人数の20%タイまで
セカンドQT
競技方法:3日間54ホールのストロークプレー
出場資格:①LPGA会員及びTPD単年登録者
②ファーストQT通過者など
通過者:人数の明確な定めは無し(※2017年度は出場387人中173人が通過)
サードQT
競技方法:3日間54ホールのストロークプレー
出場資格:①セカンドQT通過者
②当年度のステップアップツアー優勝者
③当年度のステップアップツアー賞金ランキング6位~10位の者
④LPGA賞金ランキング70位迄の者(時期の目安は10月終了時点)など
通過者:人数の明確な定めは無し(※2017年度は出場201人中87人が通過)
ファイナルQT
競技方法:4日間72ホールのストロークプレー
出場資格:①サードQT通過者
②当年のシード選手で翌年のシードを獲得できなかった者
③LPGA賞金ランキング上位55名(永久シードを除く)の次点から上位5名の者~最終戦前の時点
④当年度のステップアップツアー賞金ランキング2位~5位の者など
このファイナルQTの順位がそのままQTランキングとなり、翌年のツアーへの優先出場権を得ることとなります