様々なスポーツで世界一を決める「ワールドカップ」という大会が存在し、ゴルフ界においても男子ゴルフではワールドカップが行われています
がしかし、現在女子ゴルフで正式なワールドカップという大会は行われていません
(*2005年~2008年までの4年間は女子ワールドカップが開催されていました)
ただ女子ゴルフにもワールドカップに近い、将来的にワールドカップになっていくかもしれない大会があります
それが「インターナショナル・クラウン」です
今回はこの「インターナショナル・クラウン」について紹介していきたいと思います
「インターナショナル・クラウン」の概要
「インターナショナル・クラウン」とは
「インターナショナル・クラウン」とは、全米女子ゴルフ協会の主催で2年に1度開催される女子ゴルフの国別対抗戦です
出場資格は8か国で、各国4名・計32名の選手が出場して女子ゴルフ世界一を決めます
この大会は2014年に第1回大会が開催され、2018年で第3回大会をむかえます
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出場国・出場選手の決定方法…世界ランキングが基準
大会の出場国は下記の方法によって決まります
世界ランキングの基準日ははっきりしませんが、2018年大会は「全米女子オープン」終了後の2018年6月4日時点の世界ランクに基づいて出場国が決定しています
次に出場選手については下記の方法となっています
尚世界ランキングの基準日は出場国決定とは異なり、2018年大会の場合は「KPMG女子PGA選手権」終了後の2018年7月2日時点の世界ランクに基づいて決定しています
競技方法・対戦形式は?
大会は予選ラウンド3日間、決勝ラウンド1日間の計4日間です
まず予選ラウンドは8か国を4か国ずつの2グループ(A・B)に分けて、フォアボール形式のダブルス戦で総当たり戦を行います
各試合ごと勝ち2ポイント・引き分け1ポイントが付与され、ポイント数で順位を決め、各グループの上位2か国と3位同士のプレーオフで勝った国の計5か国が決勝ラウンドに進むことになります
決勝ラウンドは5か国20名の選手でシングルス戦(10試合)を行います
予選ラウンドと同様に勝ち2ポイント・引き分け1ポイントが付与され、予選ラウンドのポイントに合算します。そうして累積したポイントが最も多かった国が優勝ということになります
歴代大会の結果
これまでの大会の優勝国・準優勝国および日本の成績です
第2回大会(2016年)
優勝国 アメリカ 準優勝国 韓国
5位 日本(野村敏京・宮里美香・渡邉彩香・鈴木愛)
第1回大会(2014年)
優勝国 スペイン 準優勝国 スウェーデン
3位 日本(宮里藍・横峯さくら・宮里美香・比嘉真美子)
まとめ
ワールドカップの代わりに創設された大会が「インターナショナル・クラウン」です
将来的にはこの大会が正式なワールドカップになっていくかもしれせんね